相変わらず的外れな批判が…

尼崎市JR西日本福知山線塚口−尼崎間で昨日発生した、快速列車の脱線転覆事故による死者は、8時30分時点で72人。1991年に信楽高原鐵道で起きた衝突事故を上回る、JR史上最悪の事態となってしまいました…。
*事故直後の時刻には新大阪発城崎温泉行きの特急北近畿3号(3013M)木津発宝塚行きの快速(5413M)が現場を通過する予定でしたが、事故車の車掌が防護無線で連絡したため2列車は停止し、難を逃れたそうです。もしこれらの列車が下り線を支障していた事故車に衝突していたら、1963年に東海道線の鶴見−新子安間で発生し161人が死亡した衝突事故と同等かそれ以上の大惨事になっていたと思われます。
*昨日からニュース番組やワイドショーに学者が出てきていろいろ言っているようですが、中には的外れな批判も。ここでは具体的に挙げませんが、鉄道業界の実情を知らずに適当なことを言って視聴者を惑わすのはやめてほしいですね。
アサヒ・コムによると、50人以上の死者が出た鉄道事故は前述の鶴見事故以来42年ぶりだそうです。